6月某日、協力関係にある商社より新しいプロダクトのプレゼンをしたいとの話があり紹介を受け、知り得た内容を社内セミナー形式でプレゼンせよ、との指示からこのプロジェクトはスタートしました。　　　　　　　　　　　　　　　　

エフィニックスはFPGAデバイスのスタートアップ企業で、FPGA開発・販売を得意としている我々にとって、非常に興味がもてて先々の主力商品になりうる可能性があります。

デバイスの販売のみならず、デザインパートナー (RTL設計・ボード設計・その他)としての契約をすることができました。

設計パートナーとして、Trion® および Trion® Titanium FPGAデバイス搭載の組み込みボード設計に先駆けて、エフィニックス製FPGAデバイス専用プログラミングケーブルを開発することになりました。

半導体・電子デバイス業界に足を踏み入れて20数年、ほぼ部品販売しか経験のない私には、なかなかに分からないことも多く、かなり周囲の助力をもらいました。

仕様的に参考にできる既製品がいくつか存在し、メインで使用するデバイス・インターフェース・寸法等はほぼ決まっていたことが私にとっては幸いでした。

試作品完成までの流れと、今回の案件についての感想等です。

製品設計、部品調達、協力会社との連携については、専門の熟練スタッフによるところが大きいですが、中には誰も分からない事柄もあり、営業的に調べることもありました。

中でも、製品保護にために全面を熱収縮チューブで覆い、ピン配列等を表記するという内容には苦労しました。

まだまだ知識も経験も不足しており、モノづくりの仕事は大変なことも多いとは思いますが、良い製品、売れる製品作りに携わって貢献できればと思います。