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ISX通信

航空機の電子機器に求められる信頼性
みなさんは、旅行や仕事で航空機に搭乗されたとき、座席に備え付けのAV装置で映画や音楽を楽しまれることはありませんか? これらの装置は民生品ではなく、航空機用の特別な規格で作られています。

民生品の世界では、JIS規格やCE認証といった言葉を聞かれたことがあるでしょう。しかし、航空機の世界では米軍用規格のMIL-461をベースに、各航空機メーカーがさらに厳しい規格で設計を要求しているのです。

たとえば、航空機に乗ると、離着陸の際に携帯電話やポータブル機器の電源を切ることを要求されます。これは、電子機器が発生する電磁波が、航空機の運行機器に悪影響を与える可能性が0%ではないからです。

しかし航空機に搭載されている電子機器は、電源を切るわけにはいきません。そのため、一般民生品より厳しい規格が要求されるわけです。民生品では周波数25MHz、電界強度30dBuVまで許されているものが、航空機に搭載される装置になると、35dBuVまでしか許容されません。一見すると、民生品の規格の方が厳しく見えますが、民生品が10mでの測定に対し航空機では1mと言う至近距離で測定を行わなければなりません。また、民生品では1GHzまでしか規定されないものが、飛行機の装置では6GHzまで要求されることになります。

妨害電波などの感受性についても、気中を飛び交う無数の電波、配線による電磁界などによる誤動作の防止、雷などによるサージ、低気圧状態での安全性確保など、あらゆる面で厳しい制限が求められています。

また、万一の発火・発煙などに対しても、アメリカ政府が制定している連邦規則集のCFR(Code of federal regulations)に従った、材質や防火性が要求されています。

http://www.access.gpo.gov/nara/cfr/cfr-table-search.html

アイ・エス・エックスは、そのような厳しい設計が要求される中で開発を行って来たからこそ、高い信頼性のある製品(装置/回路)が設計できるのです。
弊社には、それらの検証を行うための経験と人材が豊富に揃っております。